僧侶である私が師匠より教わったより良い日々を送る方法を紹介!

日々生活していれば、人間関係から仕事の悩みまで様々な苦労や葛藤があると思います。

人間として生きていればそれは当たり前で、むしろ何も苦悩することがない方がありえないでしょう。

苦悩は、私も常々感じながらすごしていますが、そんな日々を少しでもより良い日々とする方法を修行時代に師匠から教わりました。

それは、「3つの種を育むこと」だそうです。

ここでいう3つの種とは、3つの行いのことをさし、これを大事に育てればより良い日々を送れるということだそうです。

この記事では、僧侶として私が師匠から教わったより良い日々を送る方法を紹介していきます。

より良い日々を送るための3つの種

当時、修行僧だった私は師匠に「私が修行を終えてお寺に帰った時に檀信徒を導くうえで、僧侶としてどういった生活を心がければいいか教えて下さい」と尋ねたことがありました。

そこで教えていただいたのが3つの種の話です。

師匠は「まずは君自身が檀家のみなさんの前に立つ者としてこの3つの種を育み、生活してみなさい。そして、それを実践したうえで檀信徒のみなさんにも教えてあげなさい」と教えてくださいました。

3つの種は、種ということで毎日水をやり、大切に育まなければなりません。

師匠から教わった通り、私は修行を終えてお寺に帰って来てから、この心がけを怠らずにすごしてきたことで、以前に比べ日々が充実し、より良いものへと変わったと実感しています。

その体験をもとに、この記事を読むみなさんにも紹介していきたいと思います。

①体の健康

一つ目の種というのが体の健康だそうです。

普段健康で毎日をすごしているときは何も感じないものです。

ですが、高熱が出て寝込んでしまったときや骨を骨折してしまったときに、はじめて健康って素晴らしいことなんだなと気づかされます。

健康な体でいられるということは、実はとても幸せなことなのです。

ですが、人間いざ苦しくなってからでないとそれに気づきませんし、病気が治ってしまえばその有難さも一瞬で忘れてしまいます。

たまに、病院に行くとたくさんの患者さんを目にしますよね。

点滴を着けて歩いている方や担架で運ばれている方を見ると健康の大事さに嫌でも気づくというものです。

ですので、一つ目の種としてまずは健康でいることの有難さを知ろうといことです。

②家族の平穏

大金持ちでも健康であったとしても、家族の中でいがみあっていたらなんとも毎日がつまらないですよね。

むしろ、お金があるからこそ争っているご家庭もあるようです。

私も家族と上手くいってない時というのは、気持ちも沈みますし、常に胃がキリキリして健康にも悪影響がでてくると思えるほど嫌なものであります。
実際に、ストレスというのは様々な病気に関わってくるといいます。

逆に、家庭内が笑いあい上手くいっている時というのは、気持ちは高揚し、楽しい日々が送れているでしょう。
当たり前ですが、ストレスを感じなければ病気も減るでしょう。

ということで、家族の平穏が2つ目の種だそうです。

③感謝の心

3つの種の中で一番大切なのがこの感謝の心だそうです。

私たちは、生きていくうえで様々な人や物に助けられて生きています。
それは、食べ物であったり、友達や家族など自分が考えている以上に他に支えられて自分が存在しているのです。

目には見えませんが、仏さまやご先祖さまも私たちを陰から見守ってくださっているのです。

そんな私を支えてくれるすべてに感謝し、生きていることそのものに感謝することができれば素晴らしいと私は思います。

しかし、常に感謝ばかりしていても疲れてしまいますし、感謝の気持ちを忘れた形式だけの言葉では意味がありません。

難しいことはありません。

まずは、身近な家族に良いことをしてもらったら、心をこめて「ありがとう」と伝えましょう。

家族同士で感謝を伝え合い、笑って生活できればそれは2つ目の種である家族の平穏にも繋がってきます。

家族が平穏であれば、ストレスを感じることはなく笑ってすごすことができ、一つ目の種である体の健康も達成できます。

ですので、感謝の心が一番大切であり、それを大事にしていれば2つ目の種と1つめの種も後から必ずついてくるということなのです。

まとめ

この記事では、私が師匠から教わった3つの種について紹介しました。

師匠には「僧侶としての心がけ」を教わったのですが、これを実践したことで私自身の日々がより良いものに変わり、充実した毎日が送れています。

師匠が「実践したうえで檀信徒のみなさんにも教えてあげなさい」言われたように私が体験して良かったからこそ、この記事を読むみなさんにも紹介しようと思い至りました。

そんなに難しいことではないと思いますので、ぜひ実践してみてください。

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